物理でも,微分や積分を使いましょう
先日,研究会があり,同期採用の一人が研究発表をしていて,「なるほど」と思うところや,
「そこは・・・」と感じるところがあり,私もそれなりに得意分野であるため,新しいページを
開設することにしました。
そもそも,アイザック・ニュートンが微分を作り出した理由が,運動の「変化」をどのように表現すればよいかを
考える際,数学的に表現する道具が無かったためだと聞いています。多くの理現象が基本的に「変化」 を扱うの
ですから,「微分法」を使わずに工夫するというのは無理があります。
積分についても同様で,微積分を学習せずに「物理」を学習しようとする生徒への配慮が必要なのでしょうか。
「仕事」を教える際にはどなたも 「内積」 として教えるでしょうが,モーメントや電磁誘導や電磁力の際に「外積」
を使う人は少ないようです。確かに外積は大学生でも苦労することが多いようですが,なぜそのような「厄介な数学」
を使わなければならないかを考えない(理解しない)からではないでしょうか。
数学が難しいからといって,「鶴亀算」などの算数で 二次方程式の解き方を言葉だけで説明できるでしょうか。
内容にふさわしい,表現言語「数学」をきちんと使うようにしなければいけないでしょうね。
|