教材・教具のいろいろ  

→HOMEへ戻る      → 力学関係     →波動関係     →電気関係     → 原子関係    →その他

 

等速円運動提示装置

20130528tousoku-ennundou.jpg

 

 

  ずいぶんと以前にも作っていたのですが,前任校に置いてきてしまったようです。単に,白い小球が等速でゆっくり廻るだけのものですが,その様子をイメージできない生徒が多いようで,結構役に立っています。

 

 これを作るきっかけは,古い電子レンジを分解し,マグネトロンの構造を調べる際に,このモーターが簡単に取り出せ,100ボルトを加えるだけですごくゆっくり回ってくれることを発見したことでした。以前のものは,10秒で一回転していましたが,今回のものは「3rpm」とかかれており,きちっと20秒で一回転してくれます。

 

PS 今回は,粗大ごみで拾ってきていたものを分解しましたが,本来の目的は」電源トランス」にあります。簡易スポット溶接機を作るつもりです。


20130528Motor.jpg

 使用したモーターです。電子レンジのターンテーブルを回すモーターです。かなりの数のギアが内蔵されているようで,結構力も強いので,他の用途にも使えそうです。

 

 電子レンジはいろいろ役立つものが使われているため,買い替えのさいには,ぜひお譲りください。

 

 

 

 

   2013.05.28

 

  

  写真ではわかりにくいかもしれませんが、糸が鉛直となす角30度を

   どうやって計っているかが重要なポイントですね・・・・・         

 

 

 円錐振り子の周期 

 

 久しぶりに実験道具を作りました。

  等速円運動の演示実験をしようと,いろいろ古い器具を物色していると回転台が出てきた。しかし、引っ張り出して回してみようとしてもまったく回ってくれない。原因はグリスの変質。ギアボックスを分解するとグリスが完全に硬化してしまっていた。

 分解掃除をしてみるとしっかり動いてくれたので,支柱を立てて錘を二つぶら下げて円錐振り子実験機の完成。結果は上々。

 データは=0.40m,θ=30度で周期

    計算値は1.18s,実験値は1.2s

 

 しかし,30度は√3が出てきて,計算が面倒。糸の吊り下げ部分を改良しなければいけない

 

 

 

 

 ついでに,向心力、遠心力も観察できるようにしてみたが・・・

100gのおもりに働いている向心力は50gWで、回転半径が20cmとなるように目印を入れ、10回転させて周期を測定する。

 

  計算値とはかりの示す値はかなりピッタンコです・・・

 遠心力として測定するには、回転板上に 『観測者』 としての人形とデジカメを乗せ、動画でデータを読み取るようにしてみたいが・・・

  

 

→ HOMEへ戻る