電子線回折装置

　とあるところで偶然見つけ，即購入しました。私物です。

自分自身で使った記憶が無いのですが，どういうものかは分かっています。取扱説明書もないため，資料を探してみたのですが見付かりません。メーカーの古いカタログが残っていないか探してみてもありませんでした。　問い合わせをするつもりです。

　とりあえず，カバーを空け，内部を目視点検。特に異常はなさそうなので，電源を入れてみたところ，きちんと回折像（リング)がでてくれました。（写真には写っていません）

 構造的には，電子銃とスクリーンの間に（おそらくグラファイト）が入れてあり，その結晶構造で回折させているはずです。そのため，スクリーンには同心円状の回折像が現れます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014.05

　内部はいたってシンプルで，ブラウン管オシロスコープのようなCRTと電源装置だけです。多少の調整装置がついていますが，下手に触れません。

　ビームは地磁気の影響を受けるため，シールドが付けられています。電源を入れ，回折像を出してみると，回折像(の円)の中心がスクリーンの真ん中より少し上に外れています。

スペクトル管電源

　ずいぶん前に作っていたものであるが，久しぶりに使いました。この電源ユニットは秋月？？で購入したもので，確か500円だったと思います。小型の金属ケースに組み込みますが，さすがに7500Ｖとなると下手なことするとそこら中に放電して危険極まりないので十分注意することが必要です。陸式ターミナルの取り付けには十分すぎるほど絶縁対策をしておく必要があります。

　電流容量が少し小さいのが欠点ですが，このまま教室に持っていくこともできるので便利です。ぜひ一台作ってみてください。