簡単実験例を紹介します。

 生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

  それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。

 

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 コイル・コンデンサーに流れる交流

 New!!   2017.12.20


 

  コンデンサーに流れる交流においては,60ヘルツでの実験で十分な成果が期待できるが,コイルの場合にはインダクタンスが小さく厄介な点が目立ってしまい高校物理の実験としては不適当である。
そのため,コイルの実験ではどうしても高い周波数での実験が必要となる。
以前は大出力のオーディオパワー・アンプを使い,任意の周波数の交流を生徒の実験テーブルまで供給していた。
今時そんな実験ができる環境はないため,「簡単実験」を進めてみた。近年,PC用のアンプ付きスピーカーが1000円程度で購入できるため,少し手を加えるだけで「音の実験」にも使える実験器具が簡単に作れてしまう。左の写真は,
モノラルスピーカーで出力は3ワット程度であるがコイルにおいてもそこそこの結果が出せるようである。




 低周波信号を取り出す端子と切り替えスイッチを取り付けることで音の実験と交流の実験を簡単に切り替えることができる。
難点は,出力電圧が4ボルト程度しかなく,電圧ベクトルの作図においては精度がかなり悪くなってしまう。その回避のためにもデータ処理はパソコンの利用がよい。

 


 詳しい実験方法については, ここを !