簡単実験例を紹介します。

                                          生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

                    それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。

 

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 自己誘導の実験  追加しました!

 

 

 

 コイルの自己誘導の実験を追加しましたが,電池,コイルとLEDが直列になっているため,「直接,電池の力で…」と思ってしまう生徒もいるかもしれないので,LEDが電池から切り離される際に光るのが見えるようにしました。

この実験はさすがに空芯コイルでは無理だと思うので,コア付コイルでやってみました。ただ,写真を見てお分かりの通り,コイルで電池をショートする状態になるのでスイッチONはごく短時間になるようにする必要があります。 

 コイルに直列に抵抗を取り付け,抵抗値によってどのように変わるかを確かめるのもよいかもしれません。

 2015.3.17のブログを見てください。

 

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 コイルの学習をきちんとするのはなかなか大変ですね。自己誘導をしっかり体験させてやりたいものです。最近は、トランス式のACアダプタはごみとして捨てられていく運命にあるようですが、こんなに簡単に自己誘導の演示道具になってくれます。

 

 ネオンランプが入手しにくくなっているかもしれませんが、業者に頼むとかパーツの通販ショップでまだまだ購入可能です。ちなみに普通のネオンランプは端子電圧が約85ボルトで点灯し始めます。

 

電池でこんな高い電圧が簡単に出せます。

 

 

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  不要になったACアダプタであれば、外箱をあけてやってください。最近の子供たちは 『トランス』 を見たことがないようですから、コイルをほぐしたところまで見せてやってほしいですし,できればコイルの巻き数まで数えて、巻き数の比がきちんと電圧比になっていることを見せてやりたいてすね。

 

 整流回路を取り去れば(取らなくても良さそうです)、自己誘導と同様にして『相互誘導』を見せることができます。その際には、二次電圧ができるだけ低いものを使ってください。3.6Vとか、5Vあたりが良いですね。

 

20130322self-i.jpg

 

 

 

 

 

 久しぶりに作りました。下の前作は前任校に残してきたため,手元に一台も無かったので,いろいろ考えたのですが,比較的シンプルなものとなりました。

 

 ACアダプタを使用するため,自己誘導だけでなく,相互誘導もできるようにしています。スイッチで切り替えも考えましたが,少しでも中身が見えるように「ローテク」としました。

 

パーツはすべてありあわせのものですし,板は廃物利用のため,裏は傷だらけです。

 

欲しい人には差し上げます。4号機まで配布済みです。

2014.03.02

以下は旧作

 

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  前任校では、あまりパーツがないので有り合わせのもので作っています。右端の 『矢チップ』のプラスチックが取り去られているのは,自己誘導を 
『体感』 するためのものです。

 普通,乾電池2本で 『感電』 することはまずありえませんが,コイルがあると話はまったく違ってきます。上の写真の装置ではコイルの内部抵抗が大きいため,逆起電力はそれほど高くありません。生徒によってはまったく何も感じないということもあります。

これで体感できない生徒は 『感電しにくい体質』 のようですが、過信していると逆に大きな事故になりかねないことを注意しておくべきですね。

 

 

 

これが「ネオンランプ」です。昔は電源スイッチが入ったときの表示用によく使われていましたが、最近は少なくなってきました。

 

ネオンランプはグロー放電の 「負グロー」 と呼ばれる発光を利用しているため,起電力がどちら向きかも確認できます。左上の装置だと,スイッチを切った瞬間には電池のプラス極が繋がれたほうが光ります。なぜ,プラス極側かを考えさせると良いですね.


chokecoil.jpg

 


  用途不明のコイルがあったので,中の構造がわかるようにコイルの外に巻いている絶縁紙を取り去りました。予想以上に太いエナメル線が使われているので,むしろ教材としては良かったようです。

ちなみに,ネオンランプを繋いで自己誘導の実験をしてみたところネオンランプが切れてしまいそうな高い誘導起電力が発生しました。コイルからは音まで発生していました。電池を1本に減らしてもネオンランプが非常明るく光るので,『コイルが蓄えるエネルギー』の実験器具として使えそうです。

 

 

 

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