簡 単実験例を紹介します。

生 徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

  それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。

 

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   共振ブランコ(作り直し )

   2019.08.06 

2021.05.04 動画追加  2023.01.27 加筆。修正  




 共振や共鳴は色々な場面で見られる現象ですが,中にはかなり間違った表現のものが大きな顔をしている ことがあります。特にギターなどの弦楽器については,友人の足さんが強く指摘するように有名出版社の教 科書に間違いが書かれています。

 ギターなどの胴は「共鳴箱」ではありません。 

 今回(2019)は,退職三年目の夏ということで,青少年のための科学の祭典用に製作しました。あ まり特殊なも のではなく,少し工作してみようかという人には「まね」のできる工作を考えました。
 左の共振振り子は,見るからに貧弱そうですが,工作も 木材を切り,ネジ穴を開けて木ねじで固定,といったレベルにしています。ぜひ,一度トライしてみてほし いものです。




姫が丘の里山ガーデン
 に嫁いでいきました
(姫路市香寺町須加院)

  今回(2019)は春からかなり気合を入れて工作に入りました。ご近所の建設関係の方から資材の提供を受けることができたため,今までの工 作の中で最大となるものを企画できたわけです。
 「発見工房クリエイトの橋本先生」開発の共振ブランコは実際に乗った 人にしかわからない「感動」があります。ただ,中には何も感動しないという人もいますが,ぜひ一度体験して ほしいと思います。一度停止したはずのブランコが再び動き出し,また止まり,,,を繰り返します。その際, お尻になんとも言えない「力」を感じるのです。

 このブランコは簡単に組み立て,分解ができます。必要な人にはお貸しすることができるのでお声掛けくださ い。

  動画は こ ちら


111110furiko.jpg


共振ブランコの映像を 見る

 

 以下は旧作です。        2011.11.1


 もう二十年近く前に,たしか発見工房クリエイト」の  橋本静代  先生が開発されたものを見て,これは私も作らねばと奮起しました。その時勤めていた学校の物理教室の前 には上の階の渡り廊下があり, その梁に取り付ける許可をもらい今までで最大となる教材を作 りました。

  転勤後はこれを使えなくなったため,やむなく卓上版を作ることにしました。 

 普通のブランコと違い,ロープの間に棒が一本入り,そこから二つの同じ長さのブランコがぶら下がります。

  一方を振らせると,次第に振幅が小さくなっていき,逆にもう一方のブランコの振れが大きくなっていきます。本物のブランコに乗ってみると,引っ張られて振れが大きく なっていくのがよくわかります。

 共振は,「固有振動数の等しい2つの振動対の一方が振動するとき,他方も同じ振動数で振動する」こ とですから 二つブランコの糸の長さを変えてやると上のようなことは起こりません。

 

 

http://www.infopia.net/create/  


20120615resonounce.jpg

 

 

 

 

 物体の「固有振動」 と 「共振

 

 ありあわせの材料で工作できますね。以前 若い先生から教わったものですが,結構生徒たちも喜んでくれますよ。

 

 速くゆすると 短い板が激しく揺れ,

 

  少し遅くすると 真ん中のいた が・・・・

 

    遅くすると,長い板が・・・・