簡単実験例を紹介します。

                                              

      生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

      それなりの『定量実験』としても耐えられるようにしていきます。

 

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はく検電器

  新型 はく検電器

      chargetest-1.jpg 

   

 

 はく検電器はどこの学校にもきちんとそろっていることだと思いますが,壊されてしまっていたり,はくが破れてしまっていたりと困ることともよくあります。特にはくの張替えなどは先輩の先生に教わりはしたものの,まだ一度もやったことがありません。(あの薄いはくの扱いにくさを考えるとやりたくありませんね)

 また,あのサイズでは全体に見せるにはは少し小さすぎますしいろいろ悩むこともありました。手作りで何とかしようと考えたこともありましたが,手ごろなはくが見つからず,半ばあきらめ状態でした。

 

 ところが先日, 秋山和義 先生 から面白いものを

 

開発したといって写真のようなものを見せていただきました。

見た瞬間,目からうろこでした。

 早速自分でもつくってみたところ「おもしろい !!」でした。子供たちでも身近にある材料だけで簡単に作れ,かつ楽しく遊べて,さらに教育的なものという非常に欲ばりな要求を見事にかなえてしまっているのです。

 材料は,

1. 500mlのペットボトル(単に 台 にするだけではありません)

2. 紙コップ

3. 台所用アルミフォイル

4. メタルフィルム  (装飾用などに使うきらきらしたアルミ蒸着フィルム)

5. 厚紙

6. セロハンテープ,のり,はさみなど

 

 

 作り方

1. 紙コップの底に写真のように厚紙などで作った板を立てる。

2. 紙コップの外側と厚紙にアルミフォイルをまきつける。

3 アルミフォイルの切れ端で,直径2cmくらいの円板を作る。

4. メタルフィルムを幅1mmくらいのひも状に切り取りセロハンテープなどで写真 のように貼り付ける。

 

 以上で完成.

 

 使い方

 

1. 塩化ビニール板をティッシュペーパーなどでこすり,帯電させて     はく検電器に荷を移します。

 

2. 電荷の量に応じてはくの開き方が変化します

 

3. 絶縁体の棒の先にアルミ箔を丸めて作ったボールをつけ,はく

  の電荷を少しずつ取り去ります。その度にはくは少しずつ閉じてい

  きます。(この逆も可能です)

 

4. ペットボトルに水を入れるとはくの開き方が変化します。誘電率

  の確認ができますね。

  また,ペットボトルの下が絶縁体か導体かでやはりはくの開き方

  が異なります。

(コンデンサーの学習ですね。しかし,小学生には???)

 chargetest-2.jpg 

 

          

     akiyama.jpg

 

 

秋山先生からもうバージョンアップしたとの連絡が入りました。(2009.2.26)

子供たちがもっと楽しく遊べるようにといてことで,かわいい顔がつきました。

帯電板を近づけたり,遠ざけたりすることで『人形』を躍らせることができるそうです。

 

 2010.8 またまた,更なるバージョンアップが図られ,物理教育学会で新作が発表されたそうです。 秋山先生から承諾を取り次第ここでも紹介していきたいと思います。

 

 請う!!ご期待を

 

          新作が  掲載される予定です。