簡単実験例を紹介します。

                                              

              生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく        

              それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。                     

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パスカル電線で・・・ 電流が作る磁界を見る

 

 

 

  電流が作る磁界はたいてい演示実験のようです。特に直線電流が作る磁場を鉄粉を振りまいたところで見せようとすると,非常に大きな電流が必要になります。

 昔やっていたのは,電気溶接機を使う方法です。短時間であればショートした状態も可能で100Aクラスの電流が流れるため,平行電流に働く力の実演もできました。そんな折,たしか20年ほど前か,パスカル電線の情報が入り,さっそく作ってみようと準備をしたのにそのまま忘れていました。

 

 昨年科学部会の研究発表で再び話題になり,作ってみました。材料は,どこの学校でも一本や二本は捨てられるのを待っているものがあるはずです。LANケーブルを使います。これは中に細い銅線が8本入っています。短時間であれば,一本当たり5A程度は流せます。数分でほんのりと温かくなってきます。長時間の使用は注意が必要です。

 

  どんな実験が可能かというと,


 まず,直線電流が作る磁場

  どの教科書にも出ている方法です。電線を鉛直にたて,厚紙や

  プラスチックの板の中央部に通して電流を流します。その周りに

  小さな方位示寂を並べて観察します。


 次に,平行電流の間に働く力

  この電線を伸ばして,「平行」な部分を作ります。両側で引っ張り平行にして電流を流します。当然,逆向きま電流です。


  同じ向きの電流らするにはパスカル電線がふたセット必要です。


 他にも色々できると思います。

 

 実験の様子がまだないのですが,近日中に…

 上の写真の電源装置は古いパソコンの電源を再利用したものです。そのため,12Vしか出せないので,5メートルほどの電線では24Aしか出せませんが,こんな物でもよければ無料で差し上げます。

 5A程度の電源装置であれば,10セット用意している学校があると思います。ぜひ作ってみてください。

  ただ,

 

 開発者の杉原さんのご厚意でワンセットいただけます。それも無償です。
   ぜひ…

      http://www.eonet.ne.jp/~sugicon/gogo/10s-cable/outline/present.html

2017.02.11