簡単実験例を紹介します。

                                              

  生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

 それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。          

 

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                                               2017.02.15

電池の起電力と内部抵抗  更新しました 

実験プリントここから     

 

 

  一般的な実験の方法で紹介しなおします。電流計、電圧計はどこの学校にでも必ずある 「アナログ」式のものにしています。スライド可変抵抗器もありますよね。

 電池ホルダーとスイッチは私の学校ではきちんとしたものがなかったので、自作しています。

 

 回路としては5本のコードだけですが、それでも回路を組めない生徒が増えています。回路図を描くときに、それと対応した位置に危惧を置けばよいということを意識して描いてやってほしいです。

 

 

 

 可変抵抗器の構造がわからない生徒が多いようです。3つの端子に番号を描いておき、回路図にも同じ番号を描くような工夫をしてやればよいでしょうね。

 

 

 

 電池ホルダーとスイッチを別々にすると配線コードが増えてしまうため、こういうものがあればよいでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

                            2017.02.14

 

 

 

 

    以下は旧作です。

 

 

 091111Battery-1.jpg 

 

 

 前 前任校までは結構気合を入れて実験してもらっていましたが,前任校では前任者がきちんとした道具を用意していないため,あきらめようかと思いましたが人数も少ないのでちょっとした工作をして簡単に実験できるようにしました。 

   (2007,2008年度)

 

 スライド抵抗器がそろっているので,写真のような構成にしました。電圧計もデジタルにするか、又は逆に電流計もアナログにしてそろえるほうが良いと思うのですが,テスターの数が少ないのと電圧計だけはデジタルにしたいのでこういう形になりました。

  

 結果的には,アナログメーターは測定に手間取るようで時間が長くなりますね。

(やはりきちんとアナログで測定の基礎を教える必要が有る,という人も多いようですが,・・・・)

 

 091111Battery-2.jpg 

 

 

 電池ホルダーが無い(その昔は流行ったものはあるが・・・) ため,こんなものを作りました。この手のホルダーは端子部分がさびてきて接触抵抗が大きくなってしまうことが多いので,プラスチックが溶けてしまわないように注意しながら要所要所をきちんと半田付けしておくと長持ちします。

 

 陸式ターミナルをつけて,回路を組みやすくしてやると簡単に実験できるのですが,適当なプラスチック材料が見つからなかったので,あまり感心できるものではないのですが,木板を使いました。板が湿ると導通が出てしまいますが,この実験では問題にはなりません。

 

 

 

 

  

   今回は測定した電池は,

 単一  マンガン,アルカリ,Ni−Cd

 単二  マンガン,Ni−Cd

 単三  マンガン,アルカリ,Ni−MH

 

 これだけ全部を測定した生徒はいませんでしたが,それぞれの特徴が良くわかったようです。

  

  付録

   100均ショップの乾電池は性能が悪いと思い込まれていますが,(という私もあまり良くは思っていませんでした)メーカー製のもと比べてみるとそう違いは無いようですし,そのあたりの確認をきちんと報告しているHPもあります。一度その気になって使ってみてください。

 

 この実験の延長線上で電池の性能テストをさせてやると良い「課題研究」にもなると思います。 

 

 '09.11.19