簡単実験例を紹介します。

                                              

       生徒全員がきちんと体験できる物を集めますが、単に「体験重視」するだけではなく

        それなりの『定量実験』としても 耐えられるようにしていきます。

 

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 コンデンサーに流れる交流

 

     

AC2-1.jpg

 

 

 ここで使っているコンデンサーは,いわゆる『使い捨てカメラ』のコンデンサーです。もともとの目的はきわめて危険な遊び用でした。カメラでは1個のコンデンサーに300ボルト程度に充電していますが,10個直列にすると・・・。それをショートさせると絶対大うけ間違いなし・・・が目的でしたが,意外とたいしたことは無くがっかり。でもまねをしないでください。

 しかし,コンデンサーの直列接続の実験に使えるのでそのまま教材化しました。コンデンサーはまず,直流では電流が流せないことをきちんと示しておく必要があります。また,できればコンデンサーを分解して中身を見せておいたり,単純に金属板を2枚向かい合わせにするだけでもコンデンサーになるということを示しておくことも大事です。

 その後,では交流にするとどうなるという実験です。見事に豆電球が光りますね。では,コンデンサーの数を増やしていくとどうなるか・・・

 

   

 

 

 コンデンサーを直列に二つとしてみました。少し暗くなりますね。このあたりは抵抗の直列接続とにているので(リアクタンスが増え,電流が流れにくくなる),生徒たちも理解しやすいはずです。

 では,さらに増やすと・・・

 

 

   コンデンサーは 3つです。

 

    コンデンサーは 4つです

    コンデンサーは 5つです

AC2-5.JPG

   

 

 さすがに?コンデンサーが5つになると豆電球は光りませんでした。コンデンサーの容量は100μFですから,60Hzでリアクタンスが・・・・

と定量的な取り扱いも必要ですね。

 これを『リアクタンス』を同じ値の『抵抗』に変えて直流でやってみることも大切でしょうね。

 

さらには,コンデンサーを 『並列』 接続していく実験が必要なのですが,材料が無いのでまたのお楽しみということにします。

 

(請う,ご期待 !!)