実験方法
・コイルのコア(鉄心)の上半分をつけない状態で,交流電源(6V程度)にコイルと豆電球を直列にして接続する。
・磁束が閉じていないためインダクタンスが小さく,直流との違いはほとんどないので,省略してもよい。(コイルの内部抵抗が少ないため差は肉眼ではほとんどわかりません)
・交流電圧をかけ豆電球が光ることを確認する。(コイルは『電線』であるため,生徒は豆電球が光ることにまったく疑問を持たない)
・ 残り半分のコアをつけます。これは高校物理では少し理解しにくいですが,コアが閉じることでコイルのリアクタンスが大きくなるためインピーダンスが大きくなり豆電球は突然暗くなってしまいます。写真では,ほとんど消えてしまっています。
・ この段階で生徒は感激してくれます。電線や器具にはまったく手を触れないのに,豆電球の明るさが変化するのに『疑問』を持ってくれますね。
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