マブチモーターの仕組みはこちら
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おもちゃのモーターといえば,私のような古い世代の人間にとっては「マブチモーター」が定番です。馬淵さんのおかげですよね。子供の頃よく使いましたし,分解・改造もしましたから構造はよく知っています。 モーターの原理を説明する教科書の説明では「回転子」のコイルは一つだけですが,実際には最低でも回転子のコアに二つのコイルが巻いてあります。しかし,それでは滑らかな回転ができないため,左の図のようにコイルが三つになっていることが多いようです。
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今回 (2018.10),とある目的でDCモーターを改造することになり,それなら大きい方が良いということで,私の宝箱から探し出したのがこれです。 インクジェットプリンターを分解した際取り出したモーターで紙送り用のものです。今まで解体したプリンターのうちの何台かは駆動電圧が30 V程度と高く,電流値を小さくしているようです。このモーターも回転数はさほど大きくはなく,またトルクも小さそうでした。 長さが50 mm,直径35 mmあるため,開腹は簡単ではありません。ダイヤモンど゛ディスクで爪を削り取り開けました。
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中を見て,「あれっ !!」です。三極だと思い込んでいたのですが,なんと五極なのです。
ということは整流子も五つあるため改造は断念しなければなりません。
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左の写真では少しわかりにくいですが,整流子に妙なスジが入っています。普通のDCモーターのブラシはカーボンですが,接触面に加工はしていません。 |
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三角形の切れ込みがしてあるようですが・・・・
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さらに拡大してみると,三つの山と二つの谷があります。摩擦を減らすため??? |
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プリンタの紙送りのモーターとしてなぜここまで細工する必要があるのでしょうね。。。E・・onさんのA3プリンタでしたが,それほど高級機でもなく,インク詰まりが解消されず解体されることになったものなのです。
2018.10.18 |
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