放射線計測にチャレンジ New!   

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自作のガイガー計数器

 

 

  昨年3月(2015.3)久しぶりに「秋月」のキットにチャレンジしました。

 やはり,ディテクター部のピンフォトダイオードが小さいため,思うように放射線を検知してくれません。大型を入手してるので,取り換えるつもりですが,さてさていつになるか・・・

 

  これはブログに もう少し詳しく説明しています。

  

20140820.jpg

行方不明だったのですが・・・ やっと,見つけ出しました

自作のガイガー感知器

 

 もう20数年前に秋月電子から発売されていたキットで組み立てたものです。ガイガー管(写真左上の白い筒)が非常小さいため,感度はかなり悪いのですが,多くの方が改良したり,カウンターを取り付けたり,大型のガイガー管に取り替えたりしていました。私も,この頁の一番下にある大きな管にとり変える計画でした。しかし,そのチャレンジもできないまま長い年月が経って行方不明になっていたのですが,偶然見つけ出すことができたので,近いうちに復活させたいと思います。

 

 ちなみに,このキットを完成させた折,テストをしようとしたものの「線源」が無いことに気づき,自らの愚かさにあきれてしまいました。

 

2014.08.20

 

 121203cloudchamberr.jpg

 

霧 箱

 

 古い機械ですが,ほとんど使った気配がないまま戸棚の上の方に安置されていて,かわいそうなので日の目を見させようと思います。断熱膨張で霧を発生させるタイプなので,ドライアイスを使うこともなくいつでも放射線の軌跡を見ることができるはずです。

 この手の機械は結構使い方が厄介なため,うまく観察できるためのノウハウをまとめるつもりです。(そうでないとこのページの目的に合わないですよね)

 

 先日のファラデーラボでの研修会(12.12.01)でペルチェ素子を使った霧箱の自作器を見せてもらいました。ネットで検索すると結構難しいということでしたが,すごく簡単に出来上がっていました。材料はすべてあるので,近日中に製作したいと思います。

 

20121227kiribako.jpg

 

 

  まだ,こんなものがありました。転勤してきてから物理準備室の整理を一年以上掛けてやっていたのですが,掃除だけして戸棚に押し込んでいたのを忘れていました。使い方が良くわからないのでしべてみます。

 

 最も古い「ウィルソン 霧箱」はマニュアルだけが残っていて,本体はすでに処分されてしまっています。歴代の担当者が皆さんお好きだったようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012.12.27

 

 

 DSC07799.jpg

 

 

ウランガラス

 

 この夏休みに友人と遊びがてらに岡山の奥津まで行きました。人形峠の鉱山跡へ行き資料を採取することが主目的でしたが予想通り入れず・・・・

 近くにあるウランガラスの美術館・工房に立ち寄り,どの程度の線量があるのか調べてみました。

 お土産として,小さなガラス細工が売られているので購入したのですが,忘れ去っていました。現地ではガンマスカウトはまるで反応しなかったのですが,写真のように置いて調べてみるとやはりそれなりの数値が出てきました。

 

 α+β+γ では  0.25 μSv/h程度

   β+γ でも  0.25 μSv/h程度

     γ でも  あまりかわらず。  でした。

  写真では,0.22ですが,このあたりの数値でうろうろしています。

 まず,α線は出ていないということですね。ベータ線ついてはもう少し詳しく調べてみます。

 

 

 

20121102Uran.jpg

霧箱用放射線源

 

 先日,ある中学校の理科の先生から 放射線と放射能に関する教材を開発,研究中であるが,霧箱を使用するのに必要な放射線源のよいものが見つからないと相談を受けました。研究授業として取り組むため,生徒たちに観察させるというので,最低8個の線源が欲しいということでした。色々探されたようですが,皆さんここが一番のネックになるようですね。

 私は,大枚をはたいて「ウラン鉱石」を購入しているので,お貸しすればよいのですが,1個しかありません。 では,ということで少し砕いてみることにしました。しかし,写真でわかるようにサイズは1センチ程度ですし,意外と硬いので思うように砕けませんでした。大きなかけらが必要となるわけでもないので,プラスチックの小さな台を作り,その上にボンドで固定してみました。ガイガーを近づけるとそれなりの反応があるため,霧箱での使用には耐えられるのではないかと思います。

 今日にでも,中学校に行って確認してみます。

 

2012.11.02 

     

 上の容器に入っているのが,閃ウラン鉱?です。ずいぶんと前に私費を投入して買いました。こんな小さなかけらが1万円以上したのです。

 

 ネットで検索していると リン酸肥料(ただし天然物) が使えるそうです。一度購入してみます。

 

 

http://www.makisima.jp/engineering-lab/wiki.cgi?RadiationSource

http://nutec.jaea.go.jp/CTZBK/B0.htm

 

  10個の資料を作りましたが,かけらの大きさが不揃となってしまいました。また,紙の上に残った小さなカス(写真の丸く線で囲った部分)はそのままボンドで紙に固定しました。これもそれなりの放射線が出ているので資料として使えると思います。

 

 この10個の資料の上3センチほどにガイガーを持ってくると最大240cpmくらいになりました。一番大きなものはひとつでも,80cpm程度になります。

 霧箱がどのような形かまだ分からないため,これ以上の工作ができませんが,収納箱も合わせてもう一工作してやる必要があります。

 

中間報告が届きました。

 

 

 

1112222radiation-11.jpg

 

 

   古いガイガーカウンターが使える状態で残っていたので,ためしに測定してみました。閃ウラン鉱から約10cmのところに3種類の計測器を並べてみました。

  ガンマスカウト(GM管式)   0.55μSv/h

 FJ-2000(GM管式)       1.6μSv/h

  Uchida SurveyMeter        300CPM(Max)

 

 という値でした。

  ガンマスカウトとFJ-2000では,約3倍の違いがあります。

  μSv/h と CPM の比較ができるようにしたいところです。

 50分後,それぞれの値は

  0.58  , 0.8  , 200CPM でした。

 

 

 

                        2011.12.22

111222radiation-12.jpg111222radiation-13.jpg111222radiation-14.jpg

 

 

 

ガイガーカウンタ

 

110910Guiger.jpg

Maide in CHINA の安売り線量計

 

 

  久しぶりに大阪日本橋に行くことになり,いつものお店に直行しました。本当は,今進めているプロジェクトのためのパーツ探しをしたかったのですが,時間があまりなかったので,面白そうなものだけを物色して済ますことになりました。そんな中で目に入ったのが,2種類の「ガイガーカウンター」 でした。5980円と4800円? の2種類あったのですが,手持ちが少なかったこともあり,また,一応「μSv」の表示がありそうなので試に購入することにしました。店員さんに説明を求めると,「私たちもわからないことばかりですが,日本政府の・・・・もあり,一応それなりの・・・」ということでした。

 帰宅して,電池を入れてみると写真のように 0.1μSv/h という表示が出ました。これでは,全国的に環境放射線量を測定することはできません。逆に,この機械で 末尾が 0.1 以上の数値が出るようだと「汚染」が心配という使い方ができるかもしれません。ガンマー線の検出器となっているので職場の「ガンマー スカウト」 と比較してみたいと思います。

 

 ガンマー線とエックス線の検出ができると書いてあリ,大変コンパクトなので半導体検出器かと思いましたが,GM管でした。

  2011.09.11

 

 110910Guiger-2.jpg  110910Guiger-4.jpg 

 

 

 お店で,説明書を見たときには,右から2番目のボタンで 4つくらいの機能選択ができるようなことが書いてあったので,値段の割りにいろいろできそうだと思ったのですが,「RATE」と「DOSE」しかありません。 dose とは「線量当量 rem」 のことだそうです。表示単位はμSvです。

 どこかのテレビ番組で「ウクライナ」かなんかよくわからん国から大量に線量計が日本政府によって輸入されているということを聞きました。例によってお役人仕事のため,配布計画が決まらないのでどこかの倉庫に大量保管されたままとか・・・ また,一部の販売店で とんでもなく高価なものとして販売されているとか・・・

 

 

 

 下の機械は「ガンマースカウト」です。今の職場に来てから購入してもらいましたが,授業での活躍の場は余りありませんでした。以前も「はかる君」や「ベータちゃん」との比較測定をしたことがありますが,数倍違う数値を表示します。ネットで調べてもそのような情報があるのですが,原因をよく理解することができません。

 どちらも,それなりの機関で検定されている物なのですが・・・

 

110912Uran.jpg

 

 

  ピンボケ写真で申し訳ありません。 ウラン鉱石を乗せてみました。ネットで調べたところでは,本体ノ右端にGM管がついているということですが,写真のように 左端です。

 

 数値は,なんと 26μSV/h です。この後32まで上がりました。こんな凄い鉱石が簡単に購入できてしまうというのは果たして・・・・

(でも,ずいぶん高かったですよ)

 

左 の容器は鉛を溶かして作った容器ですが,γは結構出てきますよ。

 

111221GM-Tube.jpg

 

GM管  

  もういつ手にしたかも覚えていないですが,貴重な代物です。

 

  左 ・・・ TEN G1131-P

           相当な年代ものですが,残念ながら雲母の窓を壊してしまっ

     ており,センターの電極もなくなってしまっています。

 

  中 ・・・ TEN GM134A

           どこで手に入れたかも忘れてしまいました。未使用品のはず

     です。

 

  右 ・・・ HAMAMATSU D4345

           その昔,秋月で小型ガイガーカウンタキットが販売され始

     めたころ,GM管が小さすぎるという不満解消のために?発売

     されたもので,即購入し使えるよう にしていました。

 

 

 

 

 

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